「ゆずごめんねっ。
あいつホント寝起き悪くて
でもいい奴だから」
「梨子が謝らないで」
「でも・・・」
「もう大丈夫だから!ね?」
「・・うん。ありがとう」
あたし達がこんな会話を
してる後ろで涼君が
木崎侑晴に説教したらしく
「ごめん。言い方悪かった
助かった わありがとうな」
木崎侑晴が謝ってお礼を
言ってきた。
きちんと謝ってくれたから
あたしの機嫌も戻って
「ん いいよ。あたしも
ちょっと起こし方ひどくて
ごめんね」
「いや大丈夫」
木崎侑晴は目をそらしながら
そっけなく答えた。
あれ?意外に照れ屋か?
「よかったねー侑!
ゆずに許して貰って」
梨子が木崎侑晴の
背中を叩きながら笑ってた
