「え」

土屋__

じゃなくて、土屋の友達:田中。

「泣いてないよ、ありがと!じゃね」

うちは立って拭いてもにじむ世界のままスカートをはたいて、カバンと吹っ飛んだ手提げを持って家に入ろうとした。
あ、アレ置いてきちゃった…

そう思ったのも束の間.

「コレ…凜宛?」

あああ。
見つかっちゃった。

どうしよう…
取り返す?
でももうあのチョコいらないし!

「中西、これ何?」

どしよう!
あ!良い手が…


「田中!それあげるよ!」

そう言って玄関の鍵を開けてドアを開けようとした時…

「いらねーよ。」

「え?!あ、いらなかった?ゴメン><」

「凜に渡せなくて泣いた跡が残ってるチョコなんていらねーよ」

そりゃそうだよね。笑

「そうだね!ゴメン!」

田中からチョコを返してもらおうと田中の元に行った。


「ごめん><」

「おまえバカなんじゃねーの??」

「え?」