そして卒業を迎えた。



友達は俺に言ってくれたよ。


一人じゃないんだよ。
一人になりたくてもどこまでも追いかけてやるから。



そう、言った。



こいつらはもう俺を離さないんだと知って涙が出た。



嬉しそうに笑って抱きしめられたよ。


純粋に嬉しかった。



俺は卒業式の後、叔父さんに礼を言った。



育ててくれてありがとう、と。


そして事件と向かい合った。