すでにほとんどの人が寝ている。
「なぁ、惺來。お前何者なんだ?」
「いきなり何よ?私は人間ですよー」
「そうじゃなくて、バイオリン・フランス語・テニス・・・あとは何が出来るんだ?どうしてそんなに強いんだ!?」
隼人の目は真剣だった。
何故こんなことで?
そう思ったが、相手が真面目に聞いてきている以上、適当には返せない
「知りたい?」
いきなり真剣な表情になった惺來
「ああ。」
「どーしても?」
「おう!」
仕方ない。
「放課後、正門に来て。」
「え、うん。」
「じゃ、皆起こしておいてね。」
と、隼人を残し1人車を降りた。
「了解。・・・って、えぇ!!俺1人で全員を!?せこいぞ惺來!!」

