「あの、裕馬君。これ・・・。」 「ん?」 美姫ちゃんは鞄から冷えピタとテープを取り出し、丁寧に俺の頬に貼ってくれる。 「冷たっ。」 「ひゃっ!!ご、ご、ごめんなさい!!」 「あ、いや。俺こそごめん。」 「あの、もう少し我慢してくださいね?」 そう言うとまたきれいに貼ってくれる。 それにしても・・・。 いい匂いだな。 やわらかいせっけんの香り。