―――それから1時間近く、うだうだと公園にいただろうか。 そこにいたところで、状況は何も変わらないのに… そう思った時だった。 愛しの彼女が目の前に現れた。 手には、この日のためにオレが用意しておいたプレゼントが握り締められていて。 みちるの目には涙が浮かんでいた。 めったに見せないみちるの涙に、自惚れてしまいたいと思った。 オレはまだ、みちるのことを好きでいていいのか? 傍にいてもいいのか?