彼の肩に頭をぐりぐりする。 「なぁに」 「なんでもないよ」 そう?と彼は優しく微笑む。 彼の、声が好き。 どこまでも優しくて、聞く度に、心臓がきゅうっとする。 春を過ぎれば、もう2年。 春を過ぎれば、君はもう、隣にいない。 私じゃ、だめなんですか。 私のこと、どう思っているんですか。 聞きたいことは、山ほどある。 でも、言い出すことが出来ない。 .