涙の理由を、君は知らない


いつの間にかホットレモンを飲み終えた彼が、私に空のペットボトルをぽんと渡して、

「半分は、俺の愛で出来てる」

と、笑いながら言った。

「…バファリン!!」

ぺいっと彼の方に空のペットボトルを投げ返す。

バファリンの半分は優しさだけどね。そこはほっとこう。


「ボケると突っ込んでくれるから楽しい」

彼は笑いながら、私が返したペットボトルを受け取る。

変に黙ったりしなくてよかった。

とっさにツッコミを返したものの、彼の不意打ちの発言に、内心は大荒れだった。

ホントはその愛、すごく欲しいです。


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