涙の理由を、君は知らない


お店を回っていると、可愛い雑貨屋さんを見つけたので、二人で入る。

ティーポットやマグカップの置いてあるお茶系のコーナーで、試験管みたいな入れ物に入った紅茶をみつけた。
茶葉が小さなハートの形に固められていて、それが試験管の中にいっぱい入っていて凄く可愛い。


「すごいこれ、紅茶なのにハート型になってるよ!」



「おーなんかすげーな」


彼も面白そうに見ている。
今日は、なんだかいつもより凄くデートみたいで幸せです。


ふとそのお店にあった姿見を見ると、自分が思っている以上に彼との身長差があって愕然とした。

身長差がありすぎて、凄くバランスが悪い。

私があと15センチ身長が高かったら、君と並んだ時にちょうどいいのに。

身長も、学力も、容姿も、私は君に何ひとつ追いつけていなくて。

なんか、すごく、悲しい。


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