「凄いね、えり。

 大正解」

私は諦め半分で言った。



「やっぱり?その表情はもう自覚したー、みたいな顔だもん」


「そんな顔してるかな・・・」


私は両手で顔に触れた。



「まあ、頑張ってね、海景」


「ありがと、海景」


私はえりに礼を言う。



放課後が楽しみだ。