八重歯のあの子


「それより伊東さんてさどこか大人っぽくて。

 なかなか話しかけれなかったんだよな。

 んま、体育祭頑張ろうな?」


「・・・ん」



するとえりが帰って来た。

「なになに、何の話してんの?」


「なんでもないよ!」

いつの間にか宮崎はいなかった。