八重歯のあの子


「お風呂、入ったの?」

歩は、私が寝そべるベッドに座った。

「うん、歩もでしょ?」

「正解」

フフッと笑った歩は私の髪に触れた。

「髪質、細いな」

「それは歩もー」

私はうずめていた顔を起こした。