智香が帰った後、私の携帯にメールがきた。

「あ、智香からだ」


「今日はありがとう。

急に帰らなきゃいけなくなってゴメンね・・・

短い時間だったけど

楽しかったよ(^^)

また別の日に遊ぼうね♪

帰りは吉田君に送ってもらいなよ☆笑」


ゆいは最後の文を読むと急いで携帯の画面を閉じた。


「ゆいちゃんどうしたの慌てて?何かあった?」

「な、なんでもないよ!
そういえば2人はこの後どうするの?」

「そういえば決めてないね~
はるちゃんどうする?」


「別になんでもいいけど。
森川こそどうするんだよ?」

「私?智香も帰ったことだし
帰って大人しく勉強でもしようかな~とか思ったり」

本当はしないけどと思いながらゆいは言った。


「ふ~ん」

ゆいはそれだけ!?
と思ったけど何も言えなかった。

「じゃぁ3人で遊ぶか」

それを提案したのは祐太くん・・・ではなく吉田くんだった。