「ゆいー!
こっちこっち!」


「智香ごめん!待った?」


「全然!私も2分くらい前に
きたところ。」


「なら良かった~
とりあえずいろいろお店行ってみる?」


「そうだね。」



それから2人は服や雑貨などを買いに行った。


「すっごい歩いたね~」

ゆいはクタクタになっていた。


「そろそろお昼でも食べに行く?」


そうして2人は近くにあったファミレスに入った。


「ねぇ、そういえば私まだ1度も
ゆいの口から恋の話を聞いたことないかも」


ビックリしてゆいはフォークに刺さっていたブロッコリーを落としてしまった。


「え、急にどうしたの??」


「いつも私の彼氏の話ばっかりだから、ゆいの話も聞きたいな~って思って」


「う~ん・・・
私は好きな人なんていないよ」


ゆいはハンバーグを頬張りながら言った。


「そうなの?
・・・隣の席の吉田君とかは?」


急に「吉田君」という名前が出てきて、ゆいはジュースを吹きそうになった。


「よよよよ吉田君!?
それはないよ!
だってクールだし、冷たそうだし、眼鏡だし!」


「何それ~」

ハハハと智香が笑いながら言った。

すると

「悪かったな、眼鏡で」