「ビックリさせてごめん。
まぁ、あいつ悪い奴じゃないから。
でも煩すぎたら俺に言って。」


「ビックリしちゃったけど
祐太くん、面白いね!
何か漫才を見てるみたいだった!」


「漫才って・・・
もしかして森川さんって天然?」


「そ、そんなことより
森川さんじゃなくて、
ゆいでいいのに。」


「いや・・・
女子のこと呼び捨てにするって
何かハズいじゃん」


「ハズいって・・・
もしかして吉田君って
シャイボーイ?」


私はちょっとからかうつもりで


吉田君に言った。


「な・・・
うるせぇよ!
バーカ!」


「あれ~?
吉田君顔が赤いですよ~?」


新学期。

クールに見えた隣の席の

眼鏡君はどうやら

シャイボーイなようです。