「この機械でいいかな?」

祐太くんはプリクラを1回、吉田くんは初めてということで
私が仕切ることになった。

「ゆいちゃんのお勧めなら何でもいいよ!」

「じゃぁその前に、プリクラは400円だからジャンケンで負けた人は200円払うことにしない?」


「ジャンケンなら公平だしいいんじゃない?」

吉田くんからも許可を得てジャンケンをした結果


吉田くんがジャンケンに負けた。


「くっそ何で俺が負けるんだよ・・・」

「公平だからいいじゃーん」

「何も反撃できねぇのが悔しい!」

「まぁまぁ、それより吉田くん
プリクラ撮るとき眼鏡反射するから取っておいたほうがいいよ」

「そうなの?じゃぁわりぃこれ置いといて」


眼鏡を取った吉田くんは別人に見えた。


「背景選ぶよ~!
200円払った吉田君からどうぞ!」


「え、俺いいよわかんねぇから」

「じゃぁ私選ぶね?
コレとコレと・・・」

「最後の1枚俺えらびたーーい!」

「じゃぁ祐太くんどうぞっ」

「見ちゃダメだよ~
最後のお楽しみ!」

「わかったから早く選べ、バカ」


私はこのとき恋に気づくとは

全く思っていなかった