スッと熱い道路から立ち上がる。

ヤケドしたかな?

まぁ、いいや。




クルっと桜井の方を向く。

急に立ち上がったあたしの行動に少し驚いている様子。

その桜井を横切る。

さぁ帰ろう。お母さんが待ってるから。









でもそう簡単にはいかない。











「んで帰ろうとすんのさー」




桜井があたしの腕を掴んで引き止める。




「!?」




バッと振り返る。

桜井の顔にはニヤニヤした笑顔が浮かんでいる。

それでも顔が整っているからさまになってる。

ムカツクな。




「だからー。バッチリだってば」




何が言いたいのか全くわからない。




「・・・。」




「いつまでシカトしてんのさーあ」




あたしの腕をプラプラさせる。

どうやらあたしが一言もしゃべっていないコトが気にくわないらしい。



でもあたしはしゃべる気なんてサラサラない。

だからシカトした。