海坊主



「お前、人が真面目に言ってるのに」


「ごめん、でも、嬉しいから」


海里が、必死にカッコつけてるのが、なんか嬉しくて。


「あー、和紀言っててくれなかったのかよ・・・」


「ばか。人に頼ってばっかじゃ、ダメだよ。てか、自分の事くらい、自分でしなきゃ」


「スンマセン」



カシャッ



「めぐっ!」


海里の事、まじで好きだ。



これで、22歳なんだよ?


もっと、しっかりしろよってね。



「和紀さんに、感謝しなきゃ」


お店の割引券、あげようかな?




朱里さんの気持ちが分かった。


好きな人に愛されてるって感じると、照れちゃうんだよね?

和紀さんは、朱里さん専用の脳ミソ持ってるから、尚更。


嬉しくなっちゃうんだよね?




「めぐ、腹減った」


「うん、用意してある」



だって、夕飯でグリンピースが出て拗ねるんだよ?22歳が。



「グリンピース嫌いな人、嫌い」


こんな軽い挑発にも、乗っちゃう。