目覚めたら、黒が見えた。


おかしいな、


あたし、


死のうとしていたのに。




それとも、ここは地獄?



起き上がることは出来た。



その空間には、白と黒の物しか置かれてなかった。




あたしの人生も、白黒ハッキリできる。



考えていると、光が入ってきた。



開かれた扉の向こうには、1人の人間が立っていた。




「あ、起きた?何か食べる?」





声からして、男だと分かった。