付き合っても無いのに、私なんて答えればいいの? 奥さんと子供がいるのにこんな時間まで出歩いていいの? どうして私は、あの時点で「この子は誰?」って聞かなかったの? 色々な思考が頭を駆け巡る。 「…あの、私は誠也に何か言った?」 さっきの心地好い沈黙とは違い気まずい沈黙に堪えられず、次は私から口を開く。 「俺の事、好き?」 誠也の問い掛けに、一気に体温が上がり、更に頭が回る。