Sweet moment.



結婚?子供?


頭の中がフリーズして、暫くしてあの映像が頭を過ぎった。


―あの待ち受け…。


あれはやっぱり誠也の子供だったんだ。

突然のカミングアウトに頭がついていかない。


「あ…そうなんだ…。」


ショックを受けている事を知られたくなくて、作った不自然な笑顔。

震える声でそう呟き、思わず繋がれた手をゆっくりと離した。


だけど誠也はその離れた手を、次は離すことが出来ない程の強い力で握った。


なんでこんな思わせぶりな事するんだろう。