嬉しくて、ぎゅっと握り返すと誠也は振り返って優しく微笑みふざけたように二回ぎゅっぎゅっと、手を握り返してくれた。
「ふふ。変なの。」
「こんな事、酔ってないと出来ないって。」
「嘘ばっかり。
色んな女の子にしてるくせに。」
「してないし。」
「だといいけど。」
こんなに幸せでいいのか。
もう寒さも吹き飛ぶ程幸せな気分だった。
「莉沙、本当大丈夫か?
呑ませすぎたな。」
「少し頭重いけど平気。」
「そっか。」
しばらくの沈黙。
繋がれた手のせいか、そんな沈黙すらも心地良い。
そんな心地良い沈黙を破ったのは誠也だった。
「それより…さっき悪かった。」
突然謝られ、私の頭の上にはクエスチョンマークが列なる。
一体何だろう?
