一瞬慌てたが、飲み過ぎた理由が上手く話せないからなんて言うと間違いなく呆れられる。 「いや…ただセーブ出来なかっただけです。」 私のその言葉に百合さんが何か見透かしているようにこちらをじっと見つめる。 緑のカラコンの入った綺麗な二重の大きな目に見つめられて思わず目を反らしてしまった。 「だったらいいけど…。 峠も誠也も勇もそんなに無理に呑ませるタチ悪い客じゃないから。」 “誠也” その名前が出るだけで鼓動が激しくなっている自分。