「…あ、莉沙です。」
「莉沙?」
「…はい。」
何か話さなければいけないのに何を話していいのかわからず、誠也君の分の水割りを作りにかかるが、なぜか掴んだ氷がうまくグラスに入らなかった。
「莉沙ちゃん、わかりやす!」
峠さんが大爆笑する。
「何がですか!?」
本当に自分でもなにがなんだかわからない。
「誠也、付き合えば?」
その峠さんの冗談の一言に、
「付き合おっか?」
と、誠也。
本来なら冗談で交わす所を笑いでごまかす事しか出来ない自分がいた。
そのあとすぐに勇さんが「珍し!」と、驚いた反応。
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