「暗くなってきたし、また家まで送るよ。」

気づくと辺りは暗くなっていた。

ずっとこの時間が続いていけばいいのに…

生まれて初めて、私は思った…

隣で歩く桐島さんは笑顔で話しかけてくれる。

もうドキドキが止まんない…どうしよう…
最近自分のことが自分でよくわかんない。

「じゃあね、シオン!!また明日!!」

そう言って桐島さんは帰っていった。

家についてからは何にも考えられなくて…

ただボーっとして…布団に潜ってた。

なんでだろう…