モノクロ*メランコリック



「………な、によ」

「……………」


赤い顔で睨むように見上げると、シロは嬉しそうに笑った。

そして、また前を向いて。


「どーいたしまして」


…本当に。


ずるいわ、この男。


きっとシロはいつも、私の知らないところで、私のことを見ていてくれているのだと思う。

学校で話さないと言ったのは私だけれど、それでもシロはいつも私のことを気にかけてくれてる。

私のことを考えて、心配してくれてる。

シロがいるから私、いつも安心してお姫様のふりができるの。


…笑って、いられるの。