大体、なんなのよ、ほんと。
最近、ついてるのかついてないのかわかんないわ。
進展があったと思ったら、柳田さんが現れて。
そういう関係なの?って訊いたのに、結局答えてはくれなかったし。
私も、嘘をついた訳をはぐらかしたから、お互い様かもしれないけど。
……けど、けど。
さっきのシロを思い出して、思わず顔が熱くなってくる。
誤魔化すように、ずんずんと前へ前へと歩いた。
…ああもう、頭が追いつかないわ。
どうしたらいいのよ。
このまま、黙っておく?
シロと柳田さんがどんどん仲良くなっていくのを、私はまた周りから聞くだけで、何もせずに。
…なんにもせずに、やきもきするだけで。
………いいの?
そこで、柳田さんのあのまっすぐな瞳を思い出して、ハッとした。
…なにができるの。
彼女のあのまっしろな気持ちに、私の気持ちが勝てるの?
…ねえ、シロ。
私は、なれないのかしら。
あなたの、お姫様に。
私は…
あなたとあなたのお姫様の邪魔をする、ただの女の子でしか、ないのかしら。
*
そのあと教室に戻ると、いろんな女の子から、『進藤くんと何があったの』と問い詰められた。
私は笑って『ちょっと用事で』と答えたのだけれど。
…学校の、お姫様と王子様だ。
入学当初は、『付き合わないの?』とか、しょっちゅう言われていた。



