モノクロ*メランコリック



大体、なんなのよ、ほんと。

最近、ついてるのかついてないのかわかんないわ。

進展があったと思ったら、柳田さんが現れて。

そういう関係なの?って訊いたのに、結局答えてはくれなかったし。

私も、嘘をついた訳をはぐらかしたから、お互い様かもしれないけど。

……けど、けど。

さっきのシロを思い出して、思わず顔が熱くなってくる。

誤魔化すように、ずんずんと前へ前へと歩いた。


…ああもう、頭が追いつかないわ。

どうしたらいいのよ。

このまま、黙っておく?

シロと柳田さんがどんどん仲良くなっていくのを、私はまた周りから聞くだけで、何もせずに。

…なんにもせずに、やきもきするだけで。

………いいの?


そこで、柳田さんのあのまっすぐな瞳を思い出して、ハッとした。

…なにができるの。

彼女のあのまっしろな気持ちに、私の気持ちが勝てるの?


…ねえ、シロ。

私は、なれないのかしら。

あなたの、お姫様に。


私は…


あなたとあなたのお姫様の邪魔をする、ただの女の子でしか、ないのかしら。






そのあと教室に戻ると、いろんな女の子から、『進藤くんと何があったの』と問い詰められた。

私は笑って『ちょっと用事で』と答えたのだけれど。


…学校の、お姫様と王子様だ。

入学当初は、『付き合わないの?』とか、しょっちゅう言われていた。