それから、四組の劇『シンデレラ』は無事幕を閉じた。
私とりさは、体育館を出る…はずだったのだけれど。
さっきお世話になったばかりの、あの男子の先輩。
そのひとが、体育館の舞台袖から下りた幕をめくって、ステージに登場してきた。
「ハイハイハーイ!出張☆二年一組告白大会!でーす!」
えええっ?
思わず、りさと足を止める。
出張って…え?
観客達も、なんだなんだとザワザワし始めた。
出張告白大会なんて…プログラムにはなかったはず。
驚いている私達に、マイクを持った先輩は、「いやー、俺達も急遽呼ばれて、ビックリしてるんですけどね!」と言った。
「今回告白するのは、なんと!シンデレラの王子様でーす!」
ええええーー!?
開きっぱなしの口が、塞がらない。
舞台袖から、苦笑いをした王子様姿のシロが出てきた。
『告白』という言葉に恐怖した女子達が、イヤァァと悲鳴を上げる。



