…なんだかもう、面白すぎだ。
こんなことしてくるなんて、たぶんりさにも予想できなかったんじゃないか。
ほんと、何をしでかすかわからない。
…帰ろう、と思った。
俺だって、美愛子に伝えたいことがある。
「…君じゃ、美愛子は手に負えないよ」
そう言うと、笹原くんは驚いたように俺を見た。
…あんなにわがままで、アホで、突拍子もない子。
俺以外、面倒見れる男なんか、そうそういない。
たぶんそのときの俺は、自分でも引くくらい、ニッコリと笑っていたと思う。
「美愛子の彼氏になりたいんなら、それこそ犬にでもなる覚悟がなきゃね」
*
それから私はりさと合流して、軽く模擬店を回った。
着替えないの?と言われたけど、もう少し白雪姫でいたかったから、そのままで校内を歩いた。



