モノクロ*メランコリック



「ありがとう〜」


ふふん、と心のなかで微笑む。

澤野くんが私を見て、しっかりと「ミアちゃん見に、二組の劇行くよ」と言ってくれた。さすがぬかりない。


すると今度は花凛ちゃんが、「進藤くんもだよね」と言い出した。



「シンデレラの王子様!超似合うって思ったんだー」



ねーっと、女子達が盛り上がる。

他の男子も「真白だもんなー」と笑っていた。

「女子からの人気がやべーよ」

「『白馬の王子様』だもんなぁ〜」

そう言って肩をつつかれ、シロは苦笑い。


「俺は無理だって思ったんだけど」

「いやいや大丈夫だって。俺から見ても惚れそうだもん」

「うっわ、お前きっも」


ケラケラ笑う男子達と、それにつられて笑う女子達と。


私もみんなと一緒になって笑っていたけれど、次に澤野くんが言った言葉に、思わず笑いが止まった。



「ってことは、今年の劇の優秀賞は、二組か四組になりそうだな〜」



………優秀賞?

その名誉な響きに、私のスイッチがカチリと入る。

他のみんなは、「だよね〜」と納得していた。