モノクロ*メランコリック



ぎゅう、と強く抱きつくと、シロは少しの間沈黙して、それから背中をさすってくれた。


その手が暖かくて、優しくて。

とてつもなく、愛しく感じた。


…やっぱり私、手放せない。


この手の温もりを、手放せないわ。

諦めたくないの。

心の底から安心できるのも、好きだと思うのも、このひとだけだから。



『誰とも付き合う気、ないから』



…それでも。


好きなのよ、シロ。







その後、念のため喫茶店で待機していたりさと合流。

竜崎くんにも連絡して来てもらって、事の次第を説明したのだけれど。


竜崎くんたら、私の話を聞くうちに、どんどんどんどん怒っていっちゃって。

終いには、「あいつら、シメてくる」なんて物騒なことを言い出した。