モノクロ*メランコリック



「そ、そうだったの…りさに感謝ね」

「…とにかく、美愛子が無事で良かった」


車や人が多く行き交う通りの前の公園で、シロは足を止めた。

振り返ってみるけど、男達の姿はない。どうやら、なんとかなったみたい。


私はそれにホッとして、はぁ、と息をつく。

それと同時に、なんだか一気に気が抜けてクラリとした。

……もしかして私、思ってた以上に気を張ってたのかしら。


シロは私を抱きかかえたまま、私を気遣うように頭を撫でてくれた。

…それはそれは、優しく。



「…大丈夫?何もされてない?」



その瞬間、じわりと瞳に涙が溜まってきた。

見られたくなくて、彼の首に手を回してしがみつく。


「大丈夫」と、小さな声で言った。



「…シロが来てくれて、よかった。…ありがとう」



他の誰でもない、シロが。

シロが来てくれたから、安心できたの。