「…ああ?彼氏だぁ?」
当然、私の彼氏が竜崎くんだと勘違いしている彼らは、眉を寄せた。
「ンなわけあるか。この女の彼氏は竜崎だ」
「そっちこそ何言ってんの?俺の彼女だよ」
そう言いながら、シロは私をそっと抱きかかえてくれた。
安心できる温もりに包まれて、ホッとする。
男達は、シロを恐ろしい形相で見ている。
「…ふざけんじゃねえぞ。やんのか、コラ」
ギャーー!!
やばい、やばい!
ケンカ上等のヤンキーが本気になっちゃったわ!冗談抜きで死ぬ!!
シロは自分よりも背の高い男をまっすぐに見上げると、「美愛子」と小さく私の名前を呼んだ。
「…逃げるよ」
…えっ?
ええー!?



