混乱する私と男の間で、シロはとても低い声を出した。
「…これ以上、人の彼女に手ぇ出すな」
…………きゃ。
きゃああああ…!!
不謹慎でごめんなさい、でも嬉しい!ニヤけそう!!
これが本物の王子様よ、私が認めた王子様よ!!
なんでここにいるのか知らないけど、もうなんでもいい。
目の前のシロが格好いいから、もうそれだけですべてオッケーよ!
「……美愛子。ニヤニヤするのやめて」
ハッ。
シロがこちらを向いて、呆れた目をしている。
私は慌てて、緩んだ頬を整えた。
…別にもう、シロに私の気持ちは知られているから、いいのだけれど。
ちょっと今のは、恥ずかしかったわね。ええ、すべては格好いいシロのせいよ!
「……誰だ、てめえ」
突然現れたシロを、男が睨みつける。
シロは「この子の彼氏ですけど」と冷静に言ってのけた。もう私死んでもいい。



