「……ごちそうさま」
台所で使った食器を洗い終わると、シロはそれだけ言って、私の家を出た。
私は「うん」と返事をしながら、以前のりさの言葉を思い出していた。
『本当に真白とこれ以上の関係になりたいなら…』
……なりたい、なら。
「告、白」
…するしか、ない。
私はぎゅっと手のひらを握りしめて、しばらく空になった皿を前に、ぼうっと席に座っていた。
*
翌朝、靴箱でりさと会った。
当然、昨日のことを話しながら教室へ向かう。
周りのひとに怪しまれないように、ひとつひとつの単語をごまかしながら。
「それで私、告おうと思うんだ」
ぐっと手のひらを握りしめて、言う。
『いう』をちゃんと『告白』という意味で受け取ってくれたりさは、目を見開いた。



