モノクロ*メランコリック



「ちょ、ミアちゃん!?」

「危ないって!絶対それヤバイやつだよ!」

「行っちゃダメーー!」


…ありがとう、みんな。

大丈夫、私は図太い女よ。きっと生きて帰るわ。

親友であるりさにはあっけなく『いってらっしゃい』と手を振られる中、私は竜崎くんと教室を出た。


…仕方ない。

バラされるよりは、まだマシだもの。

一体何の用事か知らないけれど、ここは大人しくついて行った方がいいわ。


ふたりで、校内を歩いていく。

そうしていると、竜崎くんの悪目立ちさというか、あまりよろしくない理由で有名なのが嫌でもわかった。

一緒にいるのが私だからか、すれ違う人達はさらに恐れをなして道を開けていく。

中には私へ『大丈夫?』と声をかけてくれる人までいて、苦笑いで返した。