「大体、調子狂うってなによ!?狂ってるなら普通に困りなさいよ!狂いなさいよ!」
「普通に狂うって何!?」
「だっておかしいもの、最近のシロ。わ、私が見たことない顔ばっかりするっ………」
そう言った瞬間、シロが目を見開いた。
顔が熱くなって、沸騰しそう。
ああもう、なんなのよ。
情緒不安定な女の子を、まくしたてるんじゃないわよ。
何を口走っちゃうかわかんないでしょー!?
「シロのくせに、い、いいい意地悪なんてするからっ、もっとわけわかんなくなってくるのよー!」
わー!!と叫ぶと、今度は木々に止まっていた雀がバサバサと飛び立って行った。
「……………」
しん、と辺りが静まり返る。
ハァハァと荒く息をする私を、シロは呆然と見つめてきた。
「…俺、そんなに意地悪だった?」
「い、意地悪よ!超悪!シロのくせに、私のことからかうんじゃないわよ!」
言えばいうほど、顔が熱くなってくる。
嫌だわ、その『意地悪』な顔に、私が不覚にもドキドキしてしまったこと。
バレちゃったら、恥ずかしすぎる!



