お互いにムッとした顔で、見つめ合う。
私の視界で、いつにもましてシロの背が高く見える。
実際はそんなことないのに、偉そうにふんぞりかえってる気がして、カチンときた。
ベンチから立ち上がって、シロの前に立つ。
「シロのくせに、生意気っ」
ああもう、首が痛いじゃない!
私の首を酷使させないでよ、湿布貼ることになったらどうすんのよ。天使ミアちゃんが湿布臭くなっちゃったら、どう責任とってくれるの!?
「湿布臭い天使なんて、最悪じゃない!」
「いきなり何の話!?」
首が痛いって話よ!察しなさいよ馬鹿!!
むーーっと、シロを睨む。
シロは、呆れてるのか怒ってるのか困ってるのかわからないような、複雑な表情で私を見ていた。
「…美愛子、首が痛そう」
「だから痛いって言ってるじゃない!」
「言ってねーよ!!」
シロのくせに生意気なのよー!!
なんだかもう最近のもやもやが破裂しそうで、止まらなくなった。
開いた口が、収まらない。



