「弟は同じユニットにいる」 「そうなの?」 「お前ホントに何も知らないんだな」 よくわからない表情をしている 「そう言えばそれって」 あたしのそばにある黒いケースを指差した 「バイオリン」 子ども頃から続けている 両親が亡くなった後も伯父さんが続けさせてくれた 高校は勿論音楽科 国内のコンクールでは何度か優勝したこともある 来年には国際コンクールにも挑戦するつもりだ