私が愛した暴走族






「菜々は…………」







――――ドキッ。








男の子に"菜々"と呼ばれたことないから驚いた。









「菜々は高校どこ受けるの?」







私も輝君の後ろに乗りながら答えた。











「一応、大川高校」










私が答えた瞬間輝君は勢い良く後ろを振り返った。