私は風が当たらないように輝君の背中に縮こまった。







それでも寒かった。






まだマシだけど。








あ、いい匂い。






輝君は微かに香水の香りがした。







なんだか、落ち着く......







そんなこと考えてたら寒さなんて気付いたら忘れていた。





「はい、着いたよ」







「あ、ありがとうございます.....」







もう、着いちゃったんだ。