あたしは、死ぬの?? 「家族でお兄ちゃんが居ること知らなかったのは友香だけだよ。」 お母さんはさっきまで泣いていたのが嘘だったようにけろっとしていたが、弟と妹と父はまだ声をあげて泣いていた。 「これでやっと竜太くん、楽になりますね。」 白い女の人はそう母に言った。 「もう、18年になりますか。」 2人は笑っていた。 それが、何に向けられた笑いかはわからなかった。