グサリ 「ヒッ」 何かが私の首筋に刺さった。 刺された部分が熱く、なんだかよく分からない感覚にとらわれる。 不思議と痛みは感じなかったが、気持ちが悪かった。 「お・・・お兄さん・・・何してるの・・・。」 私の意識が段々なくなり、視界も靄がかかるように見えなくなっていった。