今日は月曜、憂鬱な一週間の始まり。 学校に行かなくてはならない。 私の通っている学校は 葵之空学園と言って良家の子女が通う名門で 全く面白みがなく、社交のための場であった。 私が乗ったリムジンが学校に着くと 後ろに止まったロールスロイスから スラリとしたかっこいい女の子が降りた。 「沙羅!」 私はその子に駆け寄った。