「…死神さんの都合なんて知りませんよ。」 「俺もお前の都合なんて知らねえよ。」 「減給くらい我慢してください。俺はもっと辛いんです。死にたいんです。」 「お前なあ、16年しか生きてないのに何言ってんだ馬鹿。秘密事項だから正確には言えないけどな、お前はジジイになるまで生きることになってる。そのうち楽しいことも待ってるだろうよ。」 「必ず?必ず楽しいことがあるって言える?」 「んなもんわかるわけねえだろ。神様にでも聞いてみろよ。」