学校の屋上に上る。 ここから飛び降りたらみんな注目するだろう。 いじめたやつらも、気づいてくれない先生も、聞いてくれない家族も、みんなみんな後悔しちゃえばいいんだ。 柵に片足をかける。 その時だった。 「ちょいちょいちょい。待てよ。」 視線を前に向けると、黒い服を着た男が 宙に浮いていた。