「よお、隆彦。久しぶり。」 あれは夢ではなかったのか。いや、もしかしたら今も夢を見てるのかもしれない。 「お久しぶりです、死神さん。」 「今度こそ、迎えにきた。」 「もうそんなときですか。」 「ああ。行くぞ。」 死神は俺の肉体と魂を切り離した。 ベッドの周りでは、愛しい家族がみんな泣いている。