双子の死神と少女


【笹川 凜華】

チャイムが鳴り、怜が隣の席になった。

早速、周りの奴らは2人に色々質問攻め。

はぁ、屋上行こうかな。

と思って、教室を出ようとしたら、

「待て来い。」

怜が腕を掴んできた。

「何??」

クラスメイトに冷やかされながら、
怜はいう。

「ようがある。」

と言って、校舎の裏につれてこられた。

そこには、すでに雷がいた。

「ふぅ…、最近不思議なことないか??」

怜が聞いてきた。

「別にないけど…」

「ふ~ん、ならさ~人の心を読める??」

真剣な眼差しできいてくる。

それが、なぜか怖かった。

確かに、人の心を読めることがある。


「たまに、ある。」

「どんなの事?」

どんな事??ってわかんないし

「愚痴とか…」

「ふ~ん、だってよライ。」