沈黙が続き、闇がどんどん深まっていくようだ。
風もなく、私たちが言葉を発しない限り音はなくとても静かだ。
“貴女は今幸せ?”
「――分からない」
“何故分からないの?”
「好きな人の傍にいられないから辛くて堪らない。だけど、だからと言って不幸だとも思わないからかな――」
眩しい程輝いていた光の玉は段々と輝きを失い始めていた。
“泉堂 薫を愛しているのね。けれどもう、彼の事は忘れてしまいなさい”
私は彼女の言葉に驚き過ぎて、開いた口が塞がらなかった。
だけど怒りが込み上げてきて、気付けば強い口調で言い返していた。
「なんで貴女にそんな事言われなきゃいけないの!?そんな簡単に忘れられる様な軽い気持ちで好きになったわけじゃないッッ!!」
目に涙が溜まり、目の前の光が酷くぼやけて見えた。
それでもその輝きは美しかった。
風もなく、私たちが言葉を発しない限り音はなくとても静かだ。
“貴女は今幸せ?”
「――分からない」
“何故分からないの?”
「好きな人の傍にいられないから辛くて堪らない。だけど、だからと言って不幸だとも思わないからかな――」
眩しい程輝いていた光の玉は段々と輝きを失い始めていた。
“泉堂 薫を愛しているのね。けれどもう、彼の事は忘れてしまいなさい”
私は彼女の言葉に驚き過ぎて、開いた口が塞がらなかった。
だけど怒りが込み上げてきて、気付けば強い口調で言い返していた。
「なんで貴女にそんな事言われなきゃいけないの!?そんな簡単に忘れられる様な軽い気持ちで好きになったわけじゃないッッ!!」
目に涙が溜まり、目の前の光が酷くぼやけて見えた。
それでもその輝きは美しかった。


