薫君との楽しいランチタイムを終えて教室に戻ると、優樹菜が既に席についていた。
私も直ぐに席につき、次の授業の準備を始めた。
「気持ち悪い」
「えっ!?何なの急に」
優樹菜の方へ顔を向けると、目を細め、まるで今から取り調べでも始めようとしているようだった。
この雰囲気はヤバい――。
「顔が緩みきってる。何があったの!?」
「何もないよっ!!」
「嘘っ!!隠してないで吐きなさいよっ!!」
何この凄まじい勢いッッ!!
優樹菜は閃いたような顔をして、にやけながら口を開いた。
「昼休みに一緒に居たのって――」
溜めるように間をおき、次の言葉を中々言わない優樹菜。
も、もしかしてバレた!?
私はゴクリと唾を飲み込んだ。
「伊集院先輩でしょ!?」
「――は?」
「んで、付き合っちゃったんでしょ!?そりゃあんなイケメンと付き合う事になったら顔も緩んじゃうよねぇー」
いや、外れもいいとこなんだけど――。
でもとりあえず、気付かれないよう薫君との事がバレてなかった事にホッと一息ついた。
私も直ぐに席につき、次の授業の準備を始めた。
「気持ち悪い」
「えっ!?何なの急に」
優樹菜の方へ顔を向けると、目を細め、まるで今から取り調べでも始めようとしているようだった。
この雰囲気はヤバい――。
「顔が緩みきってる。何があったの!?」
「何もないよっ!!」
「嘘っ!!隠してないで吐きなさいよっ!!」
何この凄まじい勢いッッ!!
優樹菜は閃いたような顔をして、にやけながら口を開いた。
「昼休みに一緒に居たのって――」
溜めるように間をおき、次の言葉を中々言わない優樹菜。
も、もしかしてバレた!?
私はゴクリと唾を飲み込んだ。
「伊集院先輩でしょ!?」
「――は?」
「んで、付き合っちゃったんでしょ!?そりゃあんなイケメンと付き合う事になったら顔も緩んじゃうよねぇー」
いや、外れもいいとこなんだけど――。
でもとりあえず、気付かれないよう薫君との事がバレてなかった事にホッと一息ついた。


